はじめに

「Webエンジニアに興味があるけど、未経験でも就職できるのかな?」
「プログラミングやったことないし、Webエンジニアに本当になれるのかな?」
そんなお悩みを持つ方必見です。
未経験からWebエンジニアになった私が、どのようにWebエンジニアになったのか解説します。
著者のプロフィール
- 食品系の4年制大学を卒業。
- 新卒でWebエンジニアとして採用され、現在はフロントエンドエンジニアとして企業のLP制作などを担当。
Webエンジニアの志望理由
NPO団体でデジタルマーケティングに触れたことでWebに興味を持ちました。元々ものづくりが好きで、ポスターデザインや編み物、クラフト工作などを楽しんでいました。自分で作ったものが動くという点に魅力を感じ、Webエンジニアを志望しました。また、元々学んでいた食品系の業界よりも、働き方において柔軟性が高いという点も魅力に感じていました。
知識
- HTML/CSS/JavaScript/PHPを独学で勉強した程度
- IT系の資格は持っていない
- HTML/CSSを用いた簡単なポートフォリオサイトを制作
こんな私がなぜ、未経験でWebエンジニアとして採用され、実際にフロントエンドエンジニアとして働けているのか、そのポイントを解説していきます。
Webエンジニアとは?
本題に入る前に、そもそもWebエンジニアとはなんなのか解説していきます。
もうそんなことはわかってるから、Webエンジニアになる方法を知りたい!という方は飛ばして下部にどうぞ!
Webエンジニアの役割と仕事内容

Webエンジニアは、ウェブサイトやウェブアプリケーションを作成、管理する職業です。
具体的な役割と仕事内容は次の通りです:
ウェブサイトの作成
HTML、CSS、JavaScriptなどの言語を使ってウェブサイトを作ります。デザインを見栄えよく整えたり、ユーザーが使いやすいインターフェースを作ったりします。
ウェブアプリケーションの開発
ウェブブラウザ上で動くアプリケーションを開発します。例えば、オンラインショッピングサイトやSNSなどがこれにあたります。
バックエンド開発
データベースやサーバーと連携して、ユーザーの情報を管理したり、データのやり取りを行う部分を開発します。PHP、Python、Rubyなどのサーバーサイド言語を使います。
メンテナンスとアップデート
作成したウェブサイトやアプリケーションが常に正しく動くように運用・保守し、新しい機能を追加したり、不具合を修正したりします。
必要なスキル
Webエンジニアとして活躍するためには、以下のスキルが必要とされています。
技術系スキル
- HTML/CSS:ウェブページの基本的な構造とデザインを作るために必須です。
- JavaScript:ウェブページに動きをつけます。
- サーバーサイド言語(例:PHP、Python、Ruby):データベースとのやり取りや、サーバー側での処理を行うために必要です。
- データベース:MySQLやPostgreSQLなどのデータベースの基礎知識が必要です。データの保存、取得、更新、削除などの操作を行います。
- バージョン管理ツール:Gitなどのバージョン管理ツールを使って、コードの変更履歴を管理し、チームでの開発をスムーズに行うためのスキルが求められます。
- 開発ツール:Visual Studio CodeやSublime Textなどのコードエディタ、またはWebStormなどの統合開発環境(IDE)を使って効率よく開発を進めるスキルが必要です。
最初からこれら全てを学習すると、確実に挫折するので、自分が興味のある分野から学ぶことをおすすめします。(バックエンド、フロントエンドなど)
ポータブルスキル
- 問題解決能力:エラーやバグを見つけて修正する能力が重要です。
- コミュニケーション能力:チームでの開発やクライアントとのやり取りを円滑に行うためのスキルも必須です。エンジニアはプログラミングだけでなく、多くの人と関わる機会があります。特にWebエンジニアはクライアント、ディレクター、デザイナー、他のエンジニアなどと協力するため、コミュニケーション能力が求められます。
- 学習意欲:新しい技術やトレンドに対して常に興味を持ち、学び続ける姿勢が求められます。IT技術は進歩し続けているため、最新の技術を身につけることが重要です。
未経験からWebエンジニアになるためのポイント
未経験からWebエンジニアになるためには、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。
未経験OKの会社を選ぶ
未経験の方がWebエンジニアとしてキャリアをスタートさせるには、未経験OKの会社を選ぶことが重要です。未経験OKの会社は、即戦力を求めるのではなく、新人を育てる意思を持っています。そのため、未経験者でも入社のハードルがそこまで高くないことが多いです。特に新卒の場合、育成プログラムや研修制度が整っている会社を選ぶことで、安心して技術を身につけることができます。
もし、未経験OKではない会社を志望したい場合は、ある程度のクオリティーのポートフォリオを作成する必要があります。自分のスキルや経験を具体的に示すことで、企業に自分の価値をアピールしましょう。
意欲を見せる
未経験の応募者に対して企業が重視するのは、その人のポテンシャルです。Webエンジニアになりたいという強い意志を会社に見せる必要があります。例えば、「1年間プログラミングを独学で勉強した」「5つのポートフォリオサイトや制作物を作成した」という具体的な取り組みを、数値を含めて表すことで、意欲をアピールしましょう。
自分の適性に合った職種を選択する
Webエンジニアには、フロントエンド、バックエンド、フルスタックなど、さまざまな職種があります。自分の適性や興味に合った職種を選ぶことが重要です。例えば、デザインやユーザーインターフェースに興味がある場合は、フロントエンドエンジニアを目指すと良いでしょう。一方、データベースやサーバーサイドの処理に興味がある場合は、バックエンドエンジニアが向いているかもしれません。
適性に合った職種を選ぶことで、学習へのモチベーションが高まり、より効果的にスキルを磨くことができます。また、自分の強みを活かせる職種を選ぶことで、企業に対してもアピールしやすくなります。
好奇心を持つ
Webエンジニアとして成功するためには、常に新しい技術やトレンドに対する好奇心を持つことが大切です。技術は日々進化しており、新しいフレームワークやツールが次々と登場します。これに対応するためには、自己学習を続ける姿勢が必要です。好奇心を持って学び続けることで、最新の技術を取り入れ、競争力を高めることができます。
チームワークを使った経験を話す
多くのWeb開発はチームで行われます。したがって、チームワークの経験をアピールすることも重要です。例えば、学校や以前の職場で、人と関わった経験を具体的に話しましょう。どのようにしてチームメンバーと協力し、問題を解決したかを示すことで、あなたのコミュニケーション能力や協調性をアピールでき、採用に繋がります。
自分の軸は持っていても良いが、一つにこだわりすぎない
自分の軸を持つことは大切ですが、一つにこだわりすぎると柔軟性を欠いてしまうことがあります。Webエンジニアは、エンジニアとしてだけではなく、ディレクションや、マーケティングなど、幅広い分野に興味を持ち、多様な技術やツールに対応できる柔軟性が求められます。自分の得意分野を持ちながらも、新しい挑戦に対してオープンな姿勢を持つことが重要です。
コーディングの基礎を習得するためのお勧めの方法
無料オンライン学習サイトの活用
まずは、無料オンライン学習サイトを利用し、プログラミングが楽しいか、そうでないか判断してみてください。少しでも面白いと思ったら、エンジニアの素質があるかもしれません。
Progate
初心者向けのオンライン学習サイトです。HTML、CSS、JavaScript、PHPなど、幅広いプログラミング言語を学ぶことができます。実践的な課題を通じて、コーディングの基礎を習得できます。
ドットインストール:
3分間の短い動画でプログラミングの基本から実践的な技術まで学べるサイトです。HTML、CSS、JavaScript、Pythonなど、さまざまなプログラミング言語を学ぶことができます。実践的なプロジェクトを通じて、コーディングの基礎を習得できます。
書籍
本格的にプログラミングを学びたいと思ったら、書籍を購入して勉強してみてください。
特に以下の2つはお勧めです!
「いちばんやさしいHTML5&CSS3の教本」
HTMLとCSSの基礎を学ぶのに最適な書籍です。初心者向けに分かりやすく解説されており、実践的な課題を通じて、コーディングの基礎を習得できます。
「スラスラわかるJavaScript」
JavaScriptの基礎を学ぶのに最適な書籍です。初心者向けに分かりやすく解説されており、実践的な課題を通じて、JavaScriptの基礎を習得できます。
Youtubeの活用
YouTubeには多くのプログラミング学習チャンネルがあります。特に「The Net Ninja」や「Traversy Media」などのチャンネルは、初心者向けのコースや実践的なプロジェクトを提供しています。
有料で学ぶ
自分一人ではハードルが高い、勉強が続かない、もっと専門的な知識が欲しい
という方は、有料で学ぶこともオススメです。
Udemy
プログラミングコースが豊富で、セール時には割引価格で購入できます。日本語対応のコースも多くあります。
TECH CAMP
本格的なプログラミングスクールで、オンラインでも学べます。
侍エンジニア塾
マンツーマンでの指導が受けられるオンラインスクールで、オリジナルカリキュラムが用意されています。
5. まとめ
未経験から新卒Webエンジニアを目指すためには、学習意欲を見せることが重要です。
特に、HTML、CSS、JavaScript、PHPなどの基本的なプログラミング言語を積極的に学ぶ姿勢が求められます。効率的に学習するためには、オンライン学習プラットフォームや書籍、動画学習などのリソースを活用しましょう。
継続的な学習と実践を通じて、プログラミングへの興味をアピールすることで、未経験からでもWebエンジニアとしてのキャリアをスタートさせることができます。
あなたのWebエンジニアとしての一歩を踏み出すサポートができていたら嬉しいです。
一緒に頑張りましょう!!