はじめに
こんにちは!しばちです。

アダルトチルドレンに悩んでいるけど、どう克服すればいいのか、情報が多すぎてわからない、、
何度も調べたり、カウンセリングを受けたけど、結局どうすればいいんだろう?
本当に克服できるのかな?
アダルトチルドレンは、本当に難しい問題です。結局何をすればいいのか、どうやって治るのかわからなくなり、「治そう!」と決心しても、その度に挫折してしまう。そんなことがありますよね。
私も同じです。アダルトチルドレンとして、色々な方法を試しては、やめての繰り返し。出口が見えなくて苦しい、、と思うことが何度もありました。
今、私は目次でいうところの「自分が何に一番悩んでいるかを知る」の段階にようやく辿り着くことができました。ここまで来るのに、4年ほどかかっています。
最近新社会人になる中で、完璧主義、人に頼れない、抱え込みすぎてしまう、自分の感情を隠してしまうと言った悩みがさらに浮き彫りになりました。そして、この悩みの根本が「無価値感」であるとようやく気づいたのです。
今までは、自分軸から他人軸に戻ろうと必死に努力し、完璧主義を辞めようと何度もチャレンジしてきました。本や情報発信を何回も見つけて試しては、結局完璧主義という問題が解決せず落胆するということが多かったです。自分を責めて、「なんで私は完璧主義になっちゃうんだろう」「そういう自分が嫌いだ」このように自己嫌悪に陥ることが毎日のようにありました。
それが、実は無価値感を埋めなければ、本当に自分軸に戻ることは難しいということに気づいたのです。だから今、私は「無価値感」を埋めることに注力しています。
このブログでは、私がアダルトチルドレンを克服するために試行錯誤している過程と、そこで気づいた「本当に効果的な方法とその順番」を紹介していきたいと思います。
もちろん、人によって必要なステップやその順番は違うかもしれません。でも、私の経験が少しでも参考になり、あなたの心に寄り添うことができたら嬉しいです。
自分がアダルトチルドレンかどうかを知る
まず最初に、自分がアダルトチルドレンであるかどうかを知ることが重要です。
私は大学時代、自分がHSP(Highly Sensitive Person)だと思い込んでいましたが、実は親子関係の影響で生きづらさを感じていたアダルトチルドレンだったと気づきました。
私がアダルトチルドレンだと気づくきっかけとなった動画があります。こちらです!↓
この動画の回し者ではないのですが、自分はアダルトチルドレンであると気づくのはとても重要であるため、私のブログでは何度も紹介しています。
この動画では、HSPという言葉が先行する中で、本当にHSPが原因ではなく、他に原因がある可能性を指摘しています。
HSPは症状であり、根本的な原因はそこじゃない。というこの動画は、最初は驚くし、受け入れることに時間がかかると思いますが、自分がアダルトチルドレンであることに気づくのは、自分軸で生きるための第一歩です。
また、本を読むことも、自分がアダルトチルドレンであることに気づくきっかけとなります!おすすめの本は、以前も紹介していますが、初心者の方には特に以下の本がおすすめです。
この本は、初心者にもわかりやすく、自分がアダルトチルドレンかどうかを見極める助けとなります。
自分のことを知る
次に、自分自身の内面を知ることが必要です。
とは言っても、親からの影響を受けると、自分の感情や、性格をすぐに掴むと言うことはなかなか難しいです。
そこで、親以外の他人を頼りましょう。例えば、友人に「私のために正直に答えて欲しいんだけど、私の長所、短所って何?」と直接聞くのがいいです。間違っても、SNSで見ず知らずの人に聞くのは辞めてください。SNSは、承認欲求の塊のような方や、他人軸で生きている方が集まるリスクもあるので、そのような場で自分の性格を聞いてしまうと、誤った解釈や、偏った解釈で自分の性格を語られてしまう場合があります。また、カウンセラーを頼ることもおすすめです。最近はオンラインカウンセリングなどもあるので、そちらを活用するのも一つの手です。
直接親以外の他人を頼ることが難しいという方や、そうでない方にも、自分を理解するために、以下のワークを活用してみてください。これらを活用し、自分の長所や短所、価値観を整理しましょう!
ここでは、簡単なワークを通じて自己理解を深める方法をご紹介します。
必要なのは、紙とペンのみです。その他のものは必要ありません。
個数を書いてありますが、目安なので、それを守れなくても全然大丈夫です。ただ、たくさん書いた方が自分を振り返ることに役立つので、量を稼ぐということを重きにおくといいでしょう。
- 他人から褒められたことや感謝されたことを紙に50個書き出してください。
- 「どんな時に褒められたか?」「どんな行動に対してありがとうと言われたか?」「どんな性格がいいと言われたか?」を具体的に書いてみましょう。
- 例えば、「友達から、自分で作ったポーチを褒められた」「セルフネイルを褒められた」「優しいところが好きと言われた」など、なんでも大丈夫です。何を書いても違うということはないので、他人から言われた、あなたが聞いて嬉しかった言葉を素直に書いてください。
- これは、親以外からの他人から見た、客観的な自分の長所や強みを知るきっかけになります。
- 自分が楽しいと感じた瞬間や、夢中になれた活動を紙に50個書き出してください。
- 例えば、「〇〇と遊んだ時が楽しかった」「小学生くらいの時に塗り絵が楽しかった」「中学生の頃は、バレー部での活動に夢中だった」など、些細なことでもいいので、自分の楽しかったことを振り返りましょう。
- 楽しさや充実感を感じた時の行動には、自分の長所が隠れていることが多いです。
- 自分ができることや達成したことを紙に50個書き出してください。
- 例えば、「〇〇のモノマネができる」「中学時代に3年間部活を続けた」「毎日歯磨きをしている」「小学校を卒業した」と言った、どんな些細なことでもいいので、とにかく量を書いていきましょう。
- 自分ができることや達成したことと言った過去の成功体験を振り返ることで、自分の得意なことや強みを見つけることができます。
- 自分が避けたいと感じることや、苦手だと思うことを紙に50個書き出してください。
- 「なぜそれが嫌なのか?」という理由も合わせて書いてみましょう。例えば、「大勢の前で話すのが苦手」「計画通りに進まないと不安になる」「人に頼ることが苦手」など。
- 自分の短所や弱点を把握し、それにどう向き合うかを考える手助けになります。
- 長所と短所を整理する
- 上記のステップで書き出した内容をもとに、共通するテーマや傾向を見つけて、自分の長所と短所を整理します。
- 例えば、「人をサポートするのが得意」「一人で集中する時間が好き」という特徴があれば、それを自分の長所と捉えることができます。逆に、「大勢の前で話すのが苦手」という場合は、それを短所として捉えることができます。
- これらの整理をすることによって、自分の強みと弱みが見えてきます。
このワークは、自己理解を深めるためにゆっくり取り組むことが大切です。急がず、自分のペースで進めましょう。
親からの影響を探る
私は、親からの影響や、いじめでどのような影響を受けているのかを探るために、A4のノート×2、B5のノート×1に、自分の考えや、親から受けてきた影響、動画や本で身につけた知識を書いています。
なぜ、ネットで見ることや、パソコンに打ち込んだりしたほうが楽なのにしないかというと、そんなことでは長らく住み着いた思い込みを取り除くことは難しいからです。また、紙に書くことで、自分の本当の気持ちや思い込みをより深く理解できるようになります。
紙に書くことの効果↓
親からの影響を探るには、以下のワークがおすすめです。また紙とペンを用意してください。
親に対して思っていることを全て書き出す(100個以上)
- 親に対して過去や今に思っていることを全て書き出しましょう。
- 例えば、「いじめられた時に、私を救ってくれなかった、ふざけんな」「お前らのせいで生きづらい」「私が何をしても褒めてくれなかったよね、だから甘えられないようになったんだよ」など、なんでもいいです。
- 人に見せるわけでもないので、汚い言葉を書いても大丈夫。そういう自分を責める必要は全くないです。
こうすることによって、親に対するネガティブな感情や、執着心を緩めることができます。
親のせいにしてしまっては、アダルトチルドレンの克服は難しいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、一度は親のせいにするという過程も、アダルトチルドレンの方には必要です。
このワークをすることで、親に対して恨む気持ちや執着心を緩めることができ、親に囚われた思考を修正していくことができるようになります。いわゆる「親軸」を緩められます。
自分の未消化の感情を吐き出す
未消化の感情を吐き出すことも大切です。まずは、自分の幼少期の声(インナーチャイルド)に耳を傾けましょう。
そのために私は以下の記事の方法を用いました。↓
タイムラインセラピーの解説とやり方:KATUさんの記事
タイムラインセラピーという方法です。自分に向き合うのには、勇気がいるし時間もかかりますが、過去の自分と向き合うことで、とてもスッキリした気持ちになり、このセラピーを行った時には、初めて自分を受け入れられたと思いました。
これまでと同様に、紙とペンを使って、自分の気持ちを自由に書き出すことも効果的でした。以下のワークを試してみてください。
自分に対して、「何が辛い?」「辛かった?」と聞き、出てきた感情を全て紙に書き出してください。(できれば100個以上)
- 親以外のことでもいいので、自分が辛い、辛かったと思うことを、全て書いていきましょう。
- 例えば、「誤解されるのが辛い」「頑張っても、頑張っても認められないのが辛い」「人と比較して、自分は劣っていると感じて辛い」「学歴がなくて祖父母にバカにされたのが辛かった」など、なんでもいいです。
自分が何に一番悩んでいるかを知る
自分が最も悩んでいることを知ることが、問題解決の第一歩です。
私の場合は、「無価値感」により、完璧主義や、頑張りすぎてしまう、尽くしてしまうという問題が生じるとわかりました。人によって、一番悩んでいることは様々であるため、これに気づくことにとても多くの時間を費やしました。
「無価値感」を埋めて、自分のことを受け入れるステップをなしに親軸、他人軸から自分軸になるのは難しいです。なぜなら、その状態でポジティブな言い聞かせをしたとしても、潜在思考はびくとも動かないためです。
多くのアダルトチルドレンは「無価値感」を抱えていることが多いので、この部分に向き合うことをおすすめします。
やり方は以下のブログを参考にするのがおすすめです。↓
私には魅力がない…そんな無価値感が「頑張りすぎ」「甘えられなすぎ」「振り回されすぎ」に直結する~自立と依存と無価値感、そして癒やしのワーク~ :Ryutaさんの記事
有料ですが、カウンセリングより安く、自分を知り、自分のことを受け入れられるとても有意義なワークが載っているため、ぜひ取り組むことをおすすめします。(このブログの回し者ではなく、本当に自分が行って役に立つなと思ったので勧めています。)
親軸・他人軸から自分軸へ移行する
以上のステップを踏み、ワークなどに取り組んだ結果、自分の感情やありのままの自分を受け入れる練習を重ねることで、自然と自分軸で生きられるようになります。
これが最終的な目標です。
まとめ
アダルトチルドレンに悩むあなたへ、自力で克服するための具体的な方法と順番を紹介してきました。
アダルトチルドレンは、克服することが難しいとよく言われますが、このブログに辿り着き、「自分はアダルトチルドレンかもしれない」と気づいている時点で、アダルトチルドレンを克服できる素質を充分兼ね備えています!
あなたの親子関係や過去の経験が、今の生きづらさに影響しているかもしれません。根本的な原因を探り、向き合うことで、前向きに自分らしい人生を歩むことができてきます。
実際に私も、自分がアダルトチルドレンだと気付いていなかった過去の自分と比べて、今は幸せであると実感しています。
この記事を通じて、アダルトチルドレンに関する理解が深まり、少しでも自分を肯定し、改善への一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
誰もが自分らしく生きる権利を持っています。あなたらしさを失って生き続けるのはもったいないです。
自分を大切にしながら、少しずつ自分を受け入れ、心の平穏を取り戻していきましょう。
このブログが、あなたの役に立つことを願っています。
一緒に幸せな人生を歩んでいきましょう!