
こんにちは!しばちです。
私は、幼少期から機能不全家庭で育ちました。
父親のアルコール依存症と母親の精神的な暴力により、常に生きづらさを感じていました。
高校卒業後、国立大学に進学する夢を持っていましたが、不合格となりました。
苦手な理系科目を勉強し、私立大学に進学するものの、「〇〇大学は就職率が悪い」など、親や祖父母からの否定的な言葉に苦しむ日々でした。
大学生活では、不安障害に苦しむ日々でした。
しかし、NPO団体での活動を通じて、新たな視野や価値観を得ることができました。
そこでの経験や、就職活動により自分を理解することや、自分の軸で成長する力を得ました。
そんなアダルトチルドレン当事者の私が、親軸を脱するために必要だと思うことを説明します。
自分を責めないこと
まずは、「絶対に自分を責めない」ことです。
アダルトチルドレンの方は、無意識のうちに「自分が悪い」、「自分のせいだ」、と実際にそうではないのに思ってしまうことが多いと思います。
自分を責めるのをやめましょう。
自分を責める自分に気づいた時には、「自分を責めてることに気づいた」「自分を責めているんだね」と自分を一歩引いて見てみることが重要です。
自己の再定義
親軸から解放されるためには、自己の再定義が必要です。
親との関係を他人との関係として認識し、自己の中に新たな枠組みを築くことが重要です。
親は血は繋がっていますが、「他人である」まずはこれを認識しましょう。
アダルトチルドレンの方は、親がいい方向に変わってほしい(アルコール依存症が治ってほしい、否定的な発言を自分に向けないでほしい)と思っている方もいると思います。
ただ、残念ながら他人を変えることはできません。
親は親です。
自分に対してもこれは同じことが言え、親は自分のことを変えることはできません。
自分は自分です。
このことを認識しましょう。これにより、自己受容や自己成長の道が開かれます。
過去の傷を癒す行動を行う
過去の傷を癒すために、私はモーニングページや肯定的な言葉の繰り返しを行いました。
これらは、過去のトラウマや今出ている感情に対処するのに役立ちます。
モーニングページ
モーニングページとは、毎朝、頭の中に浮かんだことをひたすらノートに書くだけで理想の自分に近づけるというものです。
過去に傷ついた経験がある方は、自分の感情をなんとか封じ込めようとした結果、生きづらさを感じる方も多いと思うため、自分の感情に素直になれるという点でおすすめできます。
モーニングページのやり方
- 毎朝15〜30分早起きする
- 朝起きてすぐ、紙とペンを用意する
- ノート1枚分をとにかく埋める。
→何を書いても大丈夫です。
頭に何も浮かばないという方は、「何も浮かばない」ということを書いて埋めて大丈夫です。
誰かに見られるものでもないため、綺麗に書こうとしなくて大丈夫。
心に浮かぶことをそのまま、書きましょう。
肯定的な言葉の言い聞かせ
私にとって親から言われたかった言葉というのは、「ありのままでいい」「愛されなくていい」「頑張らなくていい」という言葉でした。
今まで人のために頑張るということをしすぎた私は、自分のやりたいことであったり、軸を見失いました。
その影響か生きづらさや、自分でいられない感覚、ずっと無理をしている感覚がありました。
人によっては、「学歴がなくていい」「スタイルが悪くてもいい」「優秀でなくていい」という言葉が欲しかったという方もいると思います。
その欲しかった言葉を1日で100回以上、自分に対して本当に何回も言ってあげることが重要です。
他者との繋がり
また、他者との繋がりを築くことも、自己の成長に欠かせません。
アダルトチルドレンの方は、親との関係から安心感を得ることができなかったため、他者との関わりを拒んでしまうことも多くあると思います。
まずは、アダルトチルドレンの自助会に顔を出してみるなど、少しでも親と違う意見の人と触れるという経験が大事です。
私は、運良く知り合いから誘われたNPO団体で活動していた経験があり、本当に多種多様な人がいました。
様々な年代の大人と対等に接することで視野が広がりました。
また就職活動において、やりたいことを見つけたり、自分の本当にやりたいことに進んでいくという気持ちを身につけました。
アダルトチルドレンの方は、良くも悪くも影響を受けやすいと思いますし、それで傷つくことも多々ありますが、色んな人に触れるようにすると、その経験が役に立つ時が来ます。
最初はとても勇気がいると思いますが、親以外の人の色々な意見に耳を傾けることも自己の形成において大切だと思います。
まとめ
アダルトチルドレンの方々にとって、親軸からの解放は大きな一歩です。自分自身を信じ、前向きな行動を取ることで、より充実した人生を築くことができるでしょう。
過去に本当に辛い思いをし、今もその思い込みに囚われている方もいらっしゃると思います。
まずは自分を責めないことを徹底してください。
あなたは本当に良くやっています。
自分を最大限に褒めてあげてくださいね。
このブログを読んでくれてありがとうございます。
あなたの何かに役立つことを願っています。